診療案内

主な診療

精神科Psychiatry

精神科は、こころの健康を守るための専門的な診療科です。こころの不調や障害に対する診断と治療を行い、患者さんの生活の質を向上させることを目指します。具体的には、うつ病、不安障害、統合失調症、双極性障害などの精神疾患を対象とし、専門の精神科医が一人ひとりの患者さんに最適な治療を提供します。診察、カウセンリング、薬物療法、心理療法、デイケアなど、多岐にわたる治療法を用いて、包括的なケアを行います。また、精神科医、看護師、心理士などの専門スタッフが連携し、チーム医療を実践することで、患者さんが安心して治療に専念できる温かな環境を整えています。

心療内科Psychosomatic medicine

心療内科は、こころと身体の内密な関係に注目し、ストレスや心理的な要因が引き起こす身体の症状を診療する専門家です。心療内科では胃腸の不調、頭痛、慢性疲労、不眠など、こころの状態が影響する身体の症状を対象としています。こころと身体の両方の健康を考慮しながら、専門医師が患者さん一人ひとりの状態を総合的に評価し、診察やカウセンリングを通じて、患者さんのストレス源や生活習慣を詳しく伺い、薬物療法や生活指導、心理療法などを組み合わせた治療プランを作成します。心身のバランスを整え、健康で豊かな生活をサポートすることを目指しています。

児童精神科Child psychiatry

児童精神科は、お子さまのこころの健康サポートする専門家です。発達や行動に関するお悩み、不安や気分の変動などについて丁寧にお話をお伺いしながら、適切な診断と治療を提供します。お子さまが安心して成長できるよう、ご家族とともに寄り添いながらサポートいたします。お気軽にご相談下さい。

外来担当医（R6年10月現在）

初めて受診される方（保護者の方）へお願い

• 他の病院でお薬をもらわれている場合は、お持ちください。
• お子さまについて、気になっていること・今まで気になっていたことをメモ等にまとめてお持ちください。
• お子さまについての記録類（成長記録、連絡帳、絵や作文など何でも構いません）をお持ちの方はご持参ください。
• 初診の方は必ず事前にお問い合わせください。

心理士によるサポート

三国丘病院では、児童・思春期を専門とする心理士を複数名配置。
主治医が必要と判断したお子さんには、心理士による専門治療を受けていただくこともあります。

プレイセラピー（遊戯療法）：幼児～学童期

専用のプレイルームで行います。遊具を用い、遊ぶことを通して、自由な内的表現を促します。子どもは、大人と同じようには、内面を言語で充分に表現しきれない発達段階にあります。遊ぶことそれ自体が治療的に働きます。

箱庭療法

砂の入った箱にミニチュアを自由に配置し、あるいは砂そのものを使って、言語にならないもしくは、しにくい内的イメージやアイデア、葛藤やストーリーなどを表現する心理療法です。プレイセラピーの中で、並行して行われることが多い治療法です。

思春期カウンセリング

思春期を迎えますと、言語性も成人並みに発達してきます。しかし、対人関係や社会生活の中で、思春期特有の悩みを抱えがちです。

その他

その他、子どもさんの状態や症状に応じ、行動療法や認知療法、ＳＳＴ(社会技能訓練)など、特化した治療技法を適宜導入していきます。

箱庭療法の一例

デイケアDay care

精神科デイケア(ショートケア)　【外来】

再発予防や社会復帰を目的とした集団リハビリテーションプログラムです。

• 三国丘病院　デイケアけやき
• 精神科デイケア（大規模）
• 半日（3時間）のショートケアも実施しています。

ディケアけやきDay-Care KEYAKI

活動内容　週間プログラム例

他に不定期プログラム、ハンドベル、映画鑑賞、ウォーキング、カラオケなど。
納涼祭、クリスマス会、遠足 (外出プログラム) などの年中行事も予定しています。
就労支援等のコース別プログラムも準備しています。スタッフと相談しながら取り組みましょう。

作業療法Occupational therapy

疾患や症状により、生活に困難のある方々に、具体的・現実的な作業活動（遊び、創作的なものから日常生活に関連するものまで）を提供します。集団の中(個別に行うこともあります)でおこなうことで、作業能力・対人関係能力・精神機能などの改善・向上をはかり、『より良い生活』をおくれるよう援助します。

プログラム例

手工芸☆、コーラス、書道☆、美術・創作活動、茶道、ストレッチ、カラオケ、お楽しみレク、映画鑑賞…など。
☆は外部講師招聘(隔週）